何を? どういう写真を? アートとしての写真撮影講座で学んだこと

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先日、オリンパスの写真撮影講座を受講しました。
プロに学ぶとやはり違いますね。

” 何を撮ったらいいのか分からない ”
プロのカメラマンに直接疑問をぶつけて教えてもらいました。

その楽しかったオリンパスの写真講座の模様を下にまとめてみました。

 

HP Streamを持って行って良かった

オリンパスの写真講座は今回で2回目

前回はポートレート撮影でした。

参照 オリンパスの初級ポートレート撮影講座で学んだポートレート撮影方法

オリンパスの初級ポートレート撮影講座で学んだポートレート撮影方法
私は風景写真専門で、人物の写真は撮ったことありませんでした。 それで、ポートレート撮影の初級講座があるというので参加してみました。 オリンパスが実施しているカメラ講座です。 参照 フォトパス デジタルカレッジ 帰ってきて写真の整理をパソコン...

私はオリンパスのOM-D E-M5 MarkⅡ を購入してから、すっかり写真撮影に凝っているのです。

幸い、オリンパスの写真撮影講座はなかなか面白そうなので参加し始めたのでした。

今回はPhoto Artisitというアートとしての撮影方法を学ぶ講座です。
分かったような分からないような撮影なのです。

参照 PhotoArtisit写真撮影講座 詳細

でも、自分が撮影した数十枚の写真から一枚、ベストショットを選び出すというのは変わりません。

それで私はノートパソコン HP Streamを持って行ったのでした。
カメラのモニター画面から一枚を選び出すのが難しいのは、前回のポートレート撮影講座で思い知らされたからです。

HPのStreamにSDカードをつなげる

HPのStreamはとにかく軽いです。
軽量なので持ち運びし易いです。
SDカードをつなげて画像を見れるのを確認して持って行くことにしました。

Streamのおかげで前回よりも早く決断することが出来ました。

HPでは、Streamのシリーズを終了させてしまったのですね。
それは残念です。

参照 HPのノートパソコンシリーズicon

 

意外な受講者構成

馬車道駅の上のYCC横浜創造都市センターという所で講座は行われました。
PhotoArtisit写真撮影講座会場雰囲気
会場に着いてみて驚いたのは、受講者です。

カメラは中高年のおじさんの趣味ですから、そういう人たちが来ているものだと思っていたのでした。

全体で70名ほどの受講者で男性の方が少なかったのです。
そして若い女性も多かったのでした。

これはカメラの認識を変えなければならないと思いました。

 

撮影のテーマは、” Oh,My Yokohama ”

4チームに分かれて横浜の街に撮影に出かけました。
私のチームは17名、内、男性は7名です。

講師はプロカメラマンの田川梨絵氏

私は街を歩きながら、講師の田川氏に率直に質問してみました。

” 何を撮ったらいいのか分からないのだけれども ・・・ ”

今回の撮影のテーマは、” Oh,My Yokohama ”

そもそも私はアートとして写真撮影も理解出来ていないのです。

その上、撮影テーマはこれですと言われても何がなんだか分かりません。
何の説明もなく街に出てきたのでした。

すると田川氏は、

” 考えずに撮りましょう ” ですって。

考え過ぎると撮影出来なくなるから、らしいです。

それで私は試しに翻っている旗でも撮ってみたのでした。

私の作品 旗

 

ボケを作り易いレンズ

田川氏は構図について受講者に具体的な指導をしてくれました。

一つはボケ
物を撮るだけでなく、ボケを画面に入れた構図を撮ると良いというのです。

その方が対象となる物が引き立つらしいです。

私の作品 花

今回の参加者の中でM.ZUIKOの75mm F1.8レンズを持ってきた人がいました。

前回ポートレート撮影講座を受講してポートレート撮影用に欲しくなったレンズです。

でも画角が16度と狭いので撮影する物が限られてきてしまいます。

それで私は45mm F1.8のファミリーポートレートレンズの方を買ったのでした。

しかし、講師の田川氏によると、75mmは画角が狭いものの、背景にボケを作り易いので撮影し易いと言うのです。

撮影に対する私の認識が違っているのかもしれないと反省しました。

 

映り込みを入れて撮る

後で知る事になるのですが、講師の田川氏が他の受講生に指導していたのは、映り込み

ガラスや水面、床に反射して映った画像です。
この映り込みをしっかり写真に入れる工夫についての指導の様でした。

物本体をメインに撮ると誰が撮影しても同じ様な写真になってしまいます。

物本体ではなく、反射した画像を主体とした構成にすると光や角度により撮れる写真は変わるので、、他にない写真になる様です。

実際、やってみるとなかなか難しいです。

私の作品 ガラスに映った室内

 

アングルを変えて撮る

田川氏が一番初めにみんなに伝えたのは、カメラの位置です。

カメラを上に上げたり、下にしたりしてアングルを変えて撮影する方法です。

普段目にする景色とは違った写真が撮れると言うのです。

下は並木道を白黒で撮影した私の作品です。
曇り空で冬なのであまり色が無いので、モノトーンで撮影してみました。

私の作品 並木道 モノトーン

白黒よりもセピア色の方が面白そうなので変えてみました。
そしてローアングルに。

私の作品 並木道 セピア色

視線は並木道の真ん中の空に行きますね。

そして、一緒に歩いて回っている受講生がやって来たので、写真に入れてみました。
こちらの写真の方が面白みがある気がします。

私の作品 並木道を歩く セピア色

実はこの写真がこの日撮影した中では一番イイなぁって私は思っていたのでした。

 

プロカメラマンの教えるベストショットの選び方

撮影が終わり、会場のYCC横浜創造都市センターに戻る道中は歩きでした。
かなりの距離でした。

時間もおしているので急いで歩きました。

私の作品

その間に講師のプロカメラマン田川氏に私は聞いてみたのでした。

” どういう基準で自分のベストショットを選んだらいいのですか? ”

この時の田川氏の回答の要点は2つです。

  1. 自分が好きな写真であること
  2. 他の人が撮っていない写真であること

 

私の様な素人がベストショットを選ぶ基準としては、自分が好きか嫌いかが大きい判断基準ということなのでしょう。

それでも私は食い下がって、

” 客観的に見て出来が悪いのだけれども、私は好きに思ってしまうかも ”
と言うと、

良い写真を見ることが必要なのですって。

急ぎ足で会場に向かいながら、田川氏は色々教えてくれました。

しかし、この後、会場に着いてからベストショットを選ぶのは難しかったのでした。

 

私が選んだ4枚

午後3時には会場に戻って来なければならなかったのですが、少し遅れました。
それで急いで自分のベストショットを選ばなければなりません。

そしてその写真にタイトルを付けるというのも難しい課題です。
今回の撮影のテーマである、” Oh, My Yokohama ”に通じるものである必要があるのでした。

みんな思案していました。

ベストショットを選ぶ会場の雰囲気

 
みんなはカメラ背面の小さいモニターを覗き込んでいました。

一方、私はノートパソコンにSDカードをつなげたので、写真を大きくしてみる事ができました。
だから写真の出来を早く判断出来たのです。

軽量なHPのStreamを持ってきて良かったと思いました。

私が選んだのは下の4枚の写真です。

私が選んだ自分の4つの写真

 

最終的に私が選んだベストショットとは

結局、私は作品タイトルを付けやすい中華街の写真を選びました。

三脚を低く立ててローアングルで撮影した写真です。
ND1000フィルタをつけてシャッタースピードを5秒にしました。

実は中華街に行く途中で私はみんなからはぐれてしまったのでした。
この写真を撮影している時は、チームのみんなは昼食を取っていたのです。

私は一人っきりを良いことにじっくりとスローシャッターの撮影が出来たのでした。

私の作品 横浜中華街

作品タイトルは、
” 一人はぐれてたたずむ中華街 ” にしました。

これは私の事です。
Oh,My Yokohama に通じる表現になったと思います。

 

熱の入った講師の講評

今回の写真撮影講座で一番良かった所は、この後、行われた講師による写真の評価です。

講師の田川氏は17名の写真、それぞれを講評してくれました。
田川氏の説明は熱が入っており、他のチームが終わっているのも目に入らない様でした。

熱の入った田川氏の講評

参照 写真家 田川梨絵氏プロフィール

私はこの田川氏の説明により、” どういう写真を撮ればいいのか ”が分かって来た気がします。

このPhotoArtisitの撮影講座はここの所、毎年行われているので経験者がいます。

コツをつかんでいる人は撮影したモチーフが全然、私とは異なります。
とても勉強になりました。

みんなの作品を見て回る会場の雰囲気

また、田川氏の講評の後、他のチームの写真も見て回りました。

一つとして同じ様な写真が無かったは凄いと感心しました。

最後に集合写真を撮影して、本講座は終了となりました。

集合写真を撮っているところ

3月4日のCP+2018にて、各優秀賞の発表があります。
CP+に行く楽しみが増えて嬉しいです。

参照 CP+ 詳細

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